土屋アンナ、甲斐氏双方が和解提案拒否
歌手でモデルの土屋アンナ(29)が主演舞台のけいこに参加せず、公演中止となったことで、舞台の制作会社社長、甲斐智陽氏(62)から3000万円の損害賠償を求められた民事裁判の第3回口頭弁論が3日、東京地裁で開かれた。裁判所からは異例の和解を提案をされたが、双方の代理人とも応じる姿勢を見せなかった。
小林久起裁判長は法廷で、原告、被告ともが主張する経緯や争点を整理した上で「お互い非難をしあうのはどうかと思う。名誉や高い志を持って舞台をつくろうとしたのは同じ。原点に戻り、話し合いを持つことはできないのか」と問いかけた。しかし双方とも約1分ほど沈黙を保ち、応えなかった。
閉廷後に甲斐氏が取材に応じ「話し合いは望むところだけど、土屋が謝罪することが条件。いろんな損害出ているので、金額もビタ一文まけられない」とまくしたてた。土屋側の代理人も「(和解は)難しいです」と話した。