佐村河内氏問題をNHKが検証、謝罪
NHKは16日、「とっておきサンデー」で「佐村河内氏関連番組・調査報告」と題し、佐村河内守氏(50)を取り上げた番組を検証、視聴者に謝罪した。
昨年3月のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」などを対象に放送の経緯を調査。作曲場面を撮影しなかったことを「何度も撮影を交渉したが、神聖な作業であるとして断り続けられた」と説明した。10日に同局が佐村河内守氏(50)に面会し聞き取り調査を行ったといい、佐村河内氏は、撮影前日に新垣隆氏(43)に楽譜を自宅に送ってもらい、あたかも自分で作曲したかのように見せていたことを明かしたという。局には多数の苦情が寄せられており、NHKでは「まったく事実と異なることを放送したということを真摯(しんし)に受け止め、反省しなければいけない。今後はチェックの精度を高めたい」とした。