みの涙の謝罪会見「言い訳ばかりで…」
タレント・みのもんた(69)が24日、都内で、文化放送の新番組「みのもんたの ニッポンdiscover again」(4月6日スタート、日曜、後4・00)の初回収録後に謝罪会見し、次男逮捕後から現在までの振る舞いを涙ながらにざんげした。騒動の影響で、司会を務めていた各番組が今月末に終了。周囲への謝罪がなかったことを悔やんで謝罪し、謝罪行脚に出ることも明かした。
次男逮捕から約半年、騒動後に山にこもることもあったというみのは「未熟でした。俺は言い訳ばっかりして自分のことばかり考えていた」と、目を潤ませながら10分間も反省を繰り返した。
次男が昨年9月に窃盗未遂事件で逮捕されると「親の責任」論が飛び交い、TBS系「みのもんたの朝ズバッ!」を降板。名司会者の離脱が響いたか、番組は今月末で終了する。1987年4月にスタートした文化放送の長寿番組「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」はCM2社が放送を自粛、今月末で幕を下ろす。
騒動の影響で番組が終わるにもかかわらず、支えてくれたファンや生活がかかっている関係者への謝罪がないまま、新番組に目を向けていた。数日前に「放送界の先輩」が自宅がある鎌倉まで駆けつけ、「ファンやスタッフに申し訳ないと言ったか!?」と一喝された。初めて自分本位な態度に気づいた。
名前こそ伏せたが、先輩からの叱責(しっせき)に「ドキッとしました。情けなかったです」と語るみのは、そのままスタジオのテーブルに手をつき「本当に申し訳ありませんでした」と5秒間、頭を下げた。
現在の「朝ズバッ!」を見ながら胸を痛めているというみのは「これからおわび行脚の旅です」と、支えてくれた関係者を訪ね歩く予定。アナウンサー人生48年を迎え、心新たに再スタートを切る。