小林旭“イジメ”否定…浅丘も擁護

 俳優の小林旭(75)と浅丘ルリ子(73)が1日、都内で9月3日発売のデュエットソング「いとしいとしというこころ」の発表会見を行った。小林は、自身の主演舞台「熱き心で突っ走れ!」に出演する予定だった女優・東てる美(57)から「突然降板させられた」と批判されたことに、初めて言及。かつての日活ゴールデンコンビで、その舞台にも出演していた浅丘は、当時の様子を説明し小林を擁護した。新曲は故阿久悠さんが作詞。9月3日にスペシャルコンサートを開く。

 東から発せられた「イジメ」騒動について、小林と浅丘がそろって口を開いた。

 「あれはねえ、オレがとやかく言うより、こっちに聞いてくれた方がいい。見てて分かってることだから」。騒動について質問された小林は、共演者の浅丘に水を向けた。

 浅丘は戸惑うことなく、「旭さんは、お芝居のことを、皆さんに『こうした方がいい』とかおっしゃる。あの人だけ特別じゃない。あちらが抵抗というか、反抗なさったから、ちょっと声を荒らげただけ。何も理不尽なことは言ってない」と擁護した。

 東は今年3月末、初日4日前に舞台を突然降板させられたとし、「あれは完全に(小林による)イジメ。演技指導の枠を超えていた」などと、フェイスブックにつづり、騒動となった。

 小林自身もこの日、舞台を作る過程で共演者に厳しい演技指導をすることを認めたが、「こっち(浅丘)にも『今の言い方は違うだろ』って言うし、それで良くなっていく。松方(弘樹)にもしかり」と東だけを特別視したわけではないと強調。「『今のは違うだろ』って(言ったら)、『やってますよ!』(と返され)、『やってねえじゃねえか、この野郎』って話になる。現場にいて煮詰まってると、『この野郎』ってなるんだね」と、東との激しいやりとりを明かしたが、浅丘は「あの人にだけじゃありませんよ」とすかさずフォローしていた。

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