号泣県議“紙片”で40万円計上!?
政務活動費疑惑に揺れる、兵庫県の野々村竜太郎県議(47)が、2012年度に、店名すら記載のない数字だけが並んだレシート約20枚を使い、切手代名目で40万円以上を公金支出していたことが8日、分かった。
野々村氏は昨年度は、購入品目の但し書きがない金券ショップの領収書で、「切手代」として約175万円を支出。印紙や詳細記入が必要な3万円以上(今春から5万円以上)を避けるかのように、2万9000円台の領収書が目立った。
しかし、今回新たになった前年の12年度は、さらにずさんな申請内容で、購入商品はもちろん店名すら記載がなく、数字だけがタイプ打ちされたレシートらしき紙片約20枚を領収書として添付し、これだけで40万円以上を計上していた。
議会関係者は「運用規定に、場合によってはレシートでも申請可能としているが、ここまでされることを想定していなかった」と語った。
一方、金券ショップの領収書に関しては、過去3年間に約220枚の添付があった。大阪市内や神戸市内の店舗のもので、店側にしてみれば、普通に商品を販売して発行した領収書が、公金横領疑惑に巻き込まれ、大迷惑のようだ。
ある店舗の関係者は「3万円以下なら、お客さんの要望があれば、但し書きを記載しないのは普通なんですが」と不満そう。野々村氏に関して「もう来店しないんじゃないですか」と苦笑いを浮かべていた。