野々村氏は野宿?自宅には帰らず…
政務活動費疑惑に揺れる“号泣県議”こと兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が11日、神戸市内で県議会事務局の調査に応じ、この席で議員辞職届と過去3年分の政活費1834万円の全額返還届を提出した。調査に対しては「不正はない」と主張する一方、証拠書類などは全て破棄した旨の理解不能な釈明を展開。県議会は説明責任を果たそうとしない野々村氏を見限り、虚偽公文書作成容疑などで兵庫県警に刑事告発した。
疑惑調査は県議会棟と離れた県施設で、非公開で行われた。15分遅れで1人で現れた野々村氏の持ち物は小さなカバンだけで、反論資料は持参せず。憔悴(しょうすい)しながらも落ち着いていたという。県議会棟には約150人の報道陣が殺到、全入り口を封鎖する騒動に。事務局によると、野々村氏は「私は激情型」「取材で押しかけられたら手を出し犯罪者になりかねない」と、報道陣の前に出ることを拒否。自宅には帰っておらず「ベンチで知らない間に寝てしまうことも」と、野宿を示唆する発言もあったという。