ミス・ユニバース誤発表で司会者謝罪

ミス・ユニバース世界大会で優勝したフィリピン代表(右)と、間違えて優勝と発表されたコロンビア代表(左)=20日、米ラスベガス(ロイター=共同)
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 「第64回ミス・ユニバース世界大会」が20日、米ラスベガスで開催され、司会者が番組進行のカードを読み間違え、優勝者を2位のコロンビア代表と“誤発表”するハプニングがあった。司会者は大会終了後に自身のツイッターで「心から申し訳ない。最悪の気分です」と謝罪する騒動となった。このツイートは投稿からわずか4時間で、6万8千以上リツイート、「いいね」が9万件超えるなど、反響を呼んでいる。

 日本でもよく似た“珍事”があった。10月のドラフト会議。ヤクルト・真中満監督が外れクジを当たりクジと勘違いでガッツポーズし、一度はヤクルトが交渉権を獲得(実際は阪神)したとアナウンスされ、テレビの生中継でも放送されるハプニングが起きたばかり。ネット上では「真中さん思い出した」などの書き込みがアップされるなど、話題となっている。

 今大会の優勝者はフィリピン代表のピア・アロンソ・ウォルツバックさん。しかし、司会者のスティーブ・ハーベイ氏が、番組進行指示のカードを読み間違え、優勝者をコロンビア代表のアリアドナ・グティエレスさんと発表。グティエレスさんは一度は王冠を頭に乗せ、顔で手を振り、投げキスを披露したが、すぐに訂正発表され、驚きでぼう然となった。

 この様子はテレビで世界中に中継されていた。なお、3位はミス・アメリカ。

 ハーベイ氏は大会終了後、自身のツイッターで「まず、私の重大な間違いを、心からミス・コロンビアとミス・フィリピンにお詫びしたい。最悪の気分です。そして、視聴者のみなさんを落胆させたことをお詫びします。完全にミスだった」と謝罪した。

 ハーベイ氏の重大なミスを“誘発”した番組進行のカードには小さな文字で左上に「2nd Runner Up USA 1st Runner Up COLOMBIA」と書かれており、右下に少し大きめの文字で「MISS UNIVERSE2015 PHILIPPINES」と明記されていた。

 この進行カードについて、ツイッター上では「ひどいデザイン」と分かりにくさを指摘する声も上がるなど、ちょっとした論争に。また「今回の件で、ミス・コロンビアは今や優勝者より有名になった」との意見もあった。

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