ロック歌手の高橋ジョージが３１日、日本テレビ系の「踊る！さんま御殿！」に出演し、「ハラスメント評論家」としてデビューした。自身がやけくそ気味に番組側に求め、テロップが流れた。

　番組では「ぐさっときた他人からの一言」というテーマでトークを展開。熊切あさ美は犬を飼っていて実家にときどき預けるそうで、母から「犬もかわいいけど人間の孫を抱きたい」と言われることをあげた。片岡愛之助と交際していた時は「いつかは」と答えていたそうだが、「今は予定はない。リアルに嫌」と述べた。

　高橋真麻は、妊活している友人がいるそうで、その女子は妊活の話題に触れられることを嫌がることをあげ、「年をとるほど地雷が増えてくる」と明かした。ここで高橋が「そういうのもハラスメントになるんですよね」とぽつり。

　熊切が「だから今、入ってこなかったんですか？」とツッコむと、微妙な笑いが起こった。高橋は困ったような表情でしばし黙り、「なんで俺の顔見てハラスメントなんだよ」とようやく切り返した上で、「みんな、気い使ってるんだよ、あさ美ちゃん」と三船美佳との離婚理由がモラルハラスメントとされることを自ら触れた。

　陣内智則が「ハラスメント芸人ですね」と容赦なくツッコむと、高橋は「こないだガソリンスタンドで『あ、モラハ』って言われた」となめらかな口調になり、「セクハラはＤＶになりますから」などと述べると陣内が「詳しい！」と叫んだ。

　高橋はついに開き直り「ちょっとここに評論家って入れてもらえます。ハラスメント評論家って」と自身の胸元を両手で大きく指し、「ほんとに入れて！もういいよ！入れていいよ！入れてくれ！」と求めると、テロップで「高橋ジョージ　ハラスメント評論家」となった。冒頭の紹介では名前だけで肩書はなかった。