清原元選手の入れ墨愛 サウナ仲間証言

 覚せい剤取締法違反容疑で5月31日に懲役2年6月執行猶予4年の有罪判決が下されたプロ野球の清原和博元選手(48)の、過剰とも言える“入れ墨愛”を示す証言を本紙が1日までに入手した。入れ墨愛を乗り越えて消す場合でも、時間もお金もかかるのに加え、この日は免停処分が濃厚に。テレビ各局は起用に極めて慎重で、社会復帰に向けてイバラの道が待ち受ける。

 清原元選手の腹から胸にかけては登り竜が彫られ、左ふくらはぎや腕にも入れ墨が刻まれている。

 清原元選手は逮捕前から、周囲に入れ墨を消すよう助言されていた。初公判に情状証人として出廷した野球評論家の佐々木主浩氏(48)は、2014年の野球殿堂入りパーティーで「入れ墨を消して一から出直せ」と忠告。出廷後も「消した方がいい」と話した。

 俳優の坂上忍(49)もフジテレビ系「ダウンタウンなう」で指摘。親交があった歌手の和田アキ子(66)は2月14日のTBS系「アッコにおまかせ!」で、入れ墨をめぐって清原元選手と絶縁したことを明かした。

 清原元選手が行き付けにしていた都内のサウナに何度か一緒に行ったという知人は、本紙に「清原さんは入れ墨自体が大好きだから」と証言する。

 サウナは入れ墨不可の店が多いが、この店は可とあって多くの入れ墨客が集う。知人は「清原さんの目当てはサウナじゃなくて入れ墨だった。見事な入れ墨が入っている人を見かけると、知り合いじゃなくても話しかけ『どこで彫ったんですか?』と聞いたり、触らせてもらったりしていた」と明かす。

 日本では入れ墨は違法ではないが、マイナスイメージは強い。清廉さが求められる野球の指導者に就任する場合など、特に忌避されるものと言える。

 清原元選手の社会復帰には周囲の支えや球界関係者との“関係修繕”がカギになるが、それには全身に施された入れ墨を消すことが求められそうだ。

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