【6月10日の虎に翼】第51話 法を守り抜いた花岡の訃報に衝撃を受ける寅子 轟は、よねに心境を吐露
【先週のあらすじ】
昭和22年3月。寅子(伊藤沙莉)は法曹会館に向かい、人事課の桂場(松山ケンイチ)に裁判官としての採用を直訴。そこで出会った久藤(沢村一樹)の後押しで司法省で働くものの、民法改正に反対する神保(木場勝己)に意見を言えずにいた。偶然再会した花岡(岩田剛典)から力をもらった寅子は、穂高(小林薫)に好きで法の道にいることを伝え、民法改正審議会で意見を陳述。改正案は12月に成立した。
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花岡が違法な闇市の食べものを一切拒否し、栄養失調で亡くなったと聞いて衝撃を受ける寅子。花岡の死は法曹界のみならず、世間にも大きな衝撃を与える。気落ちする寅子に、桂場は「我々にできることは泣くことではない」と声をかける。同じ頃、戦地から戻ったばかりの轟(戸塚純貴)も、絶望していた。轟は、再会したよね(土居志央梨)に苦しい胸の内を打ち明ける。
朝ドラ110作目の「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性・三淵嘉子がモデルのオリジナルストーリー。戦前戦後に道なき道を切り拓いた、弁護士や裁判官など法曹たちの情熱あふれる世界を描く。ヒロインの寅子を演じるのは、ドラマや映画・舞台において、シリアスからコメディまで確かな演技力で活躍する女優・伊藤沙莉。脚本は、よるドラ「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香が担当する。