【9月16日の虎に翼】第121話 朋一が最高裁事務総局から家裁に異動を命じられ、寅子は言葉を失う
【先週のあらすじ】
病に伏せる多岐川(滝藤賢一)を見舞った寅子(伊藤沙莉)。現在の肩書は東京家裁部総括判事少年部部長である。昭和44年、桂場(松山ケンイチ)は第5代最高裁長官に就任。学生運動の激化で香淑(ハ・ヨンス)の娘・薫(池田朱那)が逮捕される。よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)は尊属殺人の罪に問われる美位子(石橋菜津美)を弁護。病床の多岐川は寅子たちに思いを告げ少年法改正反対の意見書を桂場に提出し、あの世に旅立った。
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香淑は原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意する。寅子と航一(岡田将生)は、大学院を中退して家中心の生活を始めた娘の優未(川床明日香)をそっと見守っていた。一方、朋一(井上祐貴)は、最高裁事務総局から家裁に異動を命じられる。ほとんど見せしめともいえる突然の決定に憤慨する朋一に、寅子は言葉をかけられない。
朝ドラ110作目の「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ女性・三淵嘉子がモデルのオリジナルストーリー。戦前戦後に道なき道を切り拓いた、弁護士や裁判官など法曹たちの情熱あふれる世界を描く。ヒロインの寅子を演じるのは、ドラマや映画・舞台において、シリアスからコメディまで確かな演技力で活躍する女優・伊藤沙莉。脚本は、よるドラ「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香が担当する。