年末大掃除!コツは狭い場所から始めること 6つの仕分け袋でどんどん片付く
今年もいよいよ押し迫り、一気に勢いよく終わらせたいのが年末の大掃除。普段手が回らないところを重点的に、出来れば家族行事として行いたいもの。
「掃除のコツは、狭い場所から始めると達成感を得やすいですよ」というのは、「捨てるほど幸運がやってくる!」(宝島社)が10万部突破のベストセラーとなり、その後お片付けブームの先駆けとなったユキ・シマダさん。楽しい気分で作業することが、実はとても重要。好きなアロマを焚いたり、音楽をかけながら掃除を進めていくと、作業が捗るのでオススメ。ラベルを貼った袋を準備すると効率良く掃除が出来るのでお試しを。
①大事な物や現在使用しているもの
②誰かにあげるもの
③ゴミ箱行き
④売ることができるもの
⑤他の場所へ移動
⑥修理が必要なもの
以上の6袋。小さな部屋から順に掃除していこう。
まずは事前に掃除をする場所を決め、場所に応じた掃除用具を揃えてから始めよう。掃除のルールは、天井から床へ。壁、照明器具、棚というように上から下が基本。床は、玄関から手前に、掃除したところを踏まないように拭き掃除。ワックスがけも年に1度やってみるとピカピカになるからお試しを。キッチンの汚れが落ちにくいレンジフードや換気扇は、外せるパーツをすべて外し、塩素系ではなく酸素系漂白剤を使用すると臭いもなく強力に油汚れを分解してくれる。
忙しくてなかなか大掃除が出来ない人は、水回りをピカピカにすると全体がキレイに感じられ、「掃除が行き届いた家」に見える。ポイントは蛇口やシャワー、ゴム栓の水垢を丁寧に磨き、トイレ、浴室、洗面所、キッチンの水回りをきれいにしておくこと。これで「掃除が行き届いている」と感じられる。余力があるなら窓ガラスも、ピカピカに磨いてくもりをとっておきたい。
「子育てもパートも忙しく、初めての大掃除で処分するものが沢山あって」と言うのは30代のRさん。処分に迷っていたのは、ご両親からの手紙と、使わなくなったバッグや洋服。シマダさんが欧米で実際に暮らした中で確信したのは、日本人特有の「もったいない」を美学にする言葉と発想。一方でシマダさんは「読み返して、温かい気持ちになるお手紙は、気持ちの励みになるかも知れません。だから大切に保管しておいてはどうでしょう。着なくなった洋服は、あなたにとっては卒業ですが、次に手にする方が幸せになってくださるよう、これまでの思い出に感謝を込めて手放してくださいね」
いつもの場所を心地よく掃除し、大切な思い出は美しく収納。気持ちも家もスッキリと新年を迎えたい。
(デイリースポーツ特約・せと麻紗子)