梅宮辰夫さん、和田アキ子さん、下川辰平さん
教師(山下真司)と生徒たち(小沢仁志、松村雄基、宮田恭男さん=引退、高野浩和さん=引退=ら)ら若い世代が物語の中心である「スクール☆ウォーズ」だが、山城晋平校長を演じた故下川辰平さん、岩佐邦靖校長を演じた故名古屋章さん、森田光男(宮田さん)の義兄で食堂「新楽」の店長・下田大三郎を演じた梅宮辰夫、森田の姉で大三郎の妻・夕子を演じた和田アキ子らベテランがドラマを引き締めた。
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梅宮辰夫さん、和田アキ子さんとの共演は初めてでした。別格ですからね。かたや東映の大スター、かたやホリプロの「ゴッド姉ちゃん」で、もう有名でしたから。やっぱり、梅宮さんにしても和田さんにしても、存在は大きかったですね。ちょっと怖いな、というのはありましたよ。
あまりなれなれしく会話するような雰囲気じゃなかったですね。「太陽にほえろ!」の時の石原裕次郎さんさんみたいに、周りの接し方も違ってたし。僕もこういう性格ですから、日常的な会話を気楽にした記憶はありますけど、何を話したかっていうのはよく覚えていません。
僕がスニーカーを演じた「太陽にほえろ!」で長さんを演じていた下川辰平さんの存在は心強かったですね。
「太陽にほえろ!」の撮影は毎日毎日、年間を通して厳しいものだったので、雨が降って「今日は休みだ」ってなると胸をなで下ろすんです。僕は一番下で、緊張していますから。
その「太陽にほえろ!」で苦楽を共にした大先輩の下川さんが「スクール☆ウォーズ」でそばにいてくれて、「いいよ、いいよ」って温かく見守ってくれました。あまりダメ出しもせず「いい感じでいけてるな」って。
下川さんはよく昔話とか雑談をして、緊張をほぐしてくれました。下ネタも好きでしたね。撮影は緊迫感の連続で、オフの時間も大切なんです。