【最終回】友情や絆が今も色あせない、僕をヒーローにしてくれた作品
「スクール☆ウォーズ」のおかげでこんにちの僕があるなって、最近つくづく思います。シルベスター・スタローンにとっての「ロッキー」のような作品です。そういうイメージがずっと続いているので、それを裏切らないようにやっていかないといけないなって思っています。
「『スクール☆ウォーズ』を見てラグビーやりました」っていう言葉を聞くと責任を感じますね、すごく。「スクール☆ウォーズ」に出演した人たちは、そういう看板を背負っちゃったので。変な言い方をすると、タトゥーを入れたみたいな。どこに行っても、それは見える場所に…顔に「スクール☆ウォーズ」って書いてあるようなもんですよ。
ファンの人たちのためにイメージを裏切れないのがちょっとつらくもあり、うれしくもあり。うれしいことの方が多いですよ、もちろん。
この間も松村雄基さん(大木大助役)、宮田恭男さん(森田光男役)、高野浩和さん(奥寺浩=イソップ役)と話していたんですが、「『スクール☆ウォーズ』があったから今の僕たちはある。すごい作品に出会えてラッキーだったな」ということで乾杯しました。
僕たちはいまだにお互いを尊重し合っているというか、大好きだと思いますね。それだけ大変だったから。ラグビーと一緒でチーム。「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」じゃないけど、そういう気持ちでみんな一丸となって闘ったという意味では同志です。
その時の心の交流が、今も変わらず色あせることなく続いてる。「スクール☆ウォーズ」っていうドラマの存在も、僕たちの存在も色あせることなく続いている。時間はたっても、そういう友情というか絆はあまり変わらないですよね。ホントに同窓会みたいな感じになりますもんね。
僕にとって「スクール☆ウォーズ」は、僕をヒーローにしてくれた作品です。
「山下真司の俺と『スクール☆ウォーズ』」は今日が最終回です。7カ月強の間、お読みいただきありがとうございました。また、どこかでお会いしましょう。