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「日本ダービー・G1」(27日、東京)
涙が止まらなかった。3番人気ディープブリランテが皐月賞3着の雪辱を果たし、09年生まれの7572頭の頂点に輝いた。手綱を取った岩田康誠騎手(38)=栗東・フリー=は、7回目の挑戦で初制覇。念願のダービージョッキーの称号を手にし、馬上で号泣した。NHKマイルCで2週間の騎乗停止となったが、その間、土日も含めて付きっきりで調教に騎乗。深めた人馬の絆が大一番での鼻差の勝利を呼んだ。
負けられない岩田、譲れない蛯名‐。ともに悲願のダービージョッキーの称号をかけた火花散る、壮絶なたたき合い。わずか鼻差。執念で上回ったのは、岩田とディープブリランテだった。
最後の直線。なりふり構わず、こん身の左ステッキを何度も振るった。「馬の邪魔をしてしまい、格好悪いゴール前でした。どちらが勝ったか分からなかった」。勝利の確信がなく、ウイニングランができずにダートコースへ。そして勝利が確定した瞬間、相棒の首に抱きつくと、あふれる涙をこらえ切れなかった。駆けつけた家族が見守るなか、口取りの際にはスタンドからの“岩田コール”に、馬上から人さし指を天に突き上げた。
好スタートからハナを切る勢いで1周目のゴール板を通過。はやる気持ちを制御して、1角では好位4番手でピタッと折り合った。この日の芝は先行有利。直線の入り口から早めに前をつかまえに行った分、最後は脚が上がったが「馬が気力で残した」。岩田も精根尽き果てた。「とにかく必死。これがダービーだと思います」と振り返る。
NHKマイルCで2週間(開催日4日間)の騎乗停止処分を受け、26日に復帰。ダービーまでの期間は志願し、土日を含めて調教に付きっきりでまたがった。「大きいところを狙える馬」と確信し、デビューから全戦で手綱を取ってきたが、今年は(2)(2)(3)着と惜敗が続いた。何が足りないのか‐。騎乗停止期間を糧にして、パートナーと正面から向き合った。
絆を深めた日々が実を結んだ。パドックでは馬の気持ちが3着に終わった皐月賞とは違った。楽しそうに、はずむような返し馬。ゲート内でも落ち着き払っていた。「2400メートルが長いとか、折り合いがどうとか言われていたが、これだけ情熱を持ってやれた。僕だけは信じていた。やっとこの馬とひとつになれた」。築き上げた信頼関係が最大の武器となった。
中央移籍後、7回目の挑戦で手にした念願のタイトル。地方競馬出身では安藤勝、内田博に続き3人目のダービージョッキーとなった。「支えてくれた家族。そして、育ててくれた(地方在籍時の師匠)清水先生と園田競馬のみんなに伝えたい」。“戦友”と表現したブリランテと臨む秋。さらに絆を深めてターフに戻ってくる。
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