【ジュライS】シルクロード納得の走り
「ジュライS」(15日、中京)
勢いに乗って連勝を決める。ナリタシルクロードは栗東CWを単走。余力を残しつつラストをきっちりと伸ばし、5F66秒6‐39秒5‐12秒6を計時した。またがった高倉は「前走から中1週なので、直線だけ動きを確かめる程度。前走と同じぐらいの状態ですね」と納得の笑みを浮かべる。
前走は文句のない内容だった。3番手追走から直線で俊敏に反応し、1分50秒8のレコードV。後続に4馬身差をつける圧勝劇を演じた。担当の吾郷助手は「もまれなければ、あれぐらいの競馬はできる」と、さも当然といった表情で振り返る。クラスは変われど、同じ舞台での戦い。自然と期待度は増すというものだ。「以前は気の悪いところを見せていたけど、今は辛抱ができるようになったからね。今回もうまく自分の形に持ち込めれば」と力を込めた。
使いつつ調子を上げ、ピークの状態で迎えるオープン特別。「砂をかぶると良くないので、前走みたいに思い切った競馬をしたい」と鞍上は腕まくり。持ち前の先行力でねじ伏せる構えだ。