【函館2歳S】ストーク上積みアピール
「函館2歳S・G3」(14日、函館)
パートナーを圧倒して上積みをアピールした。ストークアンドレイは11日、函館Wでバトルマグマ(3歳未勝利)を2馬身追走。4角で馬体を並べて、直線ではさらにひと伸びして2馬身先着を決めた。4F52秒5‐39秒4‐12秒7の数字以上に力強い動きが印象的だ。
手綱を取った川島も自然と表情が緩む。「いい動きでしたね。新馬戦は目いっぱいにやらないで出走。当然、上積みはある。体がパワフルになってきた感じがします」と短期間での成長を口にした。夏の函館開催の開幕初日の新馬戦をV。「期間が長いから調整もしやすかった。一番最初に勝った馬。函館開催の最後も締めたいですね」と意欲的な言葉が並ぶ。
見守った山内師も好調を確信し、いつになく冗舌だ。「初戦は調教をやっていないのに走ってくれた。レースでひるむこともなかったね。馬群にもまれても崩れない。牝馬なのに、うるさくないから扱いやすい」と賛辞が続いた。「競馬に絶対はないけど…まあ楽しみだね」。07年マイラーズC(コンゴウリキシオー)以来、JRAの平地重賞Vから遠ざかっているトレーナー。久々の美酒はすぐそこまで迫っている。