“中年の星”モナクカバキチお疲れさま
福山競馬で12日、地方最多の55勝を挙げたモナクカバキチ(牡13歳)の引退セレモニーが行われた。“中年の星”と言われたカバキチの最後の勇姿を一目見ようと、遠方から来場する人もおり普段以上の盛り上がりをみせた。
モナクカバキチは、1999年生まれで現在13歳。人間の年齢に例えれば50歳以上だと言われており、引退セレモニーには同じ年代の中高年のファンが多数来場。普段の開催より200人以上も多い観客が集まった。
カバキチは01年10月8日にデビュー。11年7月に現役最多タイとなる54勝を飾り、その1年後の今年7月14日に、地方競馬の最多勝を達成した。
馬主の綾目康治さんは「骨折は一度もしなかったし、無事これ名馬(通算216レースに出場)が、本当の名馬になってくれた。“ありがとう”と言いたい」とねぎらいの言葉を掛けた。今後の余生は乗馬、種牡馬などいろんな候補があるが、今のところ決まっていない。