【札幌記念】ジョーダン、秋の主役へ
「札幌記念・G2」(19日、札幌)
連覇を決めて秋へつなげる。昨年はこの一戦を制して、続く天皇賞・秋でG1タイトルをつかんだトーセンジョーダン。今年も同じローテを組んで下半期に突入する。
天皇賞・春で2着に好走後は、球節にダメージが見られたために休養。完治を待って、7月末に札幌入りした。ダートで行われた8日の1週前追いでは、6F84秒5‐39秒7‐11秒9で2馬身先着。川合助手は13日、「騎乗した(三浦)皇成も“去年の1週前とは全然違う。いい感じ”と話していた。去年は10日前入厩。今年の方が調整の間隔がある」と笑みを浮かべる。今週は本番で騎乗する岩田がまたがって、万全の仕上げを施す予定だ。
タレントぞろいの池江厩舎だが、大将格オルフェーヴルはフランス遠征へ。国内のG1戦線をジョーダンにリードしてほしい気持ちが陣営にはある。「馬は順調。気持ちが乗って、競馬モードにも入ってきた。本質的に小回り向きとは思わないけど、ここはちゃんと勝って秋に向かいたい」。主役の座を目指し、まずは地力の高さで連覇を飾る。