【北九州記念】ヘニーしっかり伸びた

 「北九州記念・G3」(19日、小倉)

 3カ月半ぶりに復帰するヘニーハウンドは15日、栗東坂路でマリアビスティー(4歳500万下)と併せ馬。前を行く僚馬を目がけて力強く駆け上がり、4F53秒7‐37秒8‐12秒3を計時。手応えでは見劣ったが、しまいの伸びは際立っていた。

 渋田助手が好感触を伝える。「前の馬がスイスイ行っていたので、ゴール前は並入に持ち込んだ感じでしたが、気合を乗せておきました。前回同様、仕上がりは問題ないです」。前走の鞍馬Sでも7カ月のブランクをはねのけてのV。鉄砲駆けはお手のものだ。

 わずか6戦のキャリアが物語るように、まだ心身ともに成長途上。それでも「エンジン、パワーはすごい。大事に育てたい馬」と仕事人がほれ込む好素材だ。経験に勝るセンスを発揮し、再びロングシュートを決める。

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