帝王賞Vゴルトブリッツ腸捻転で安楽死
今年の帝王賞を制したゴルトブリッツ(牡5歳、栗東・吉田)が24日、放牧先のノーザンファームしがらきで死亡した。キャロットクラブのホームページによると、午前3時前にスタッフが異変に気付き、エコー検査を行ったところ、腸捻転の症状を発見。既に手の施しようがなく、安楽死の処置が取られたという。
父がスペシャルウィークで、母レディブロンドはディープインパクトの半姉という良血馬。地方転出などの回り道もあったが、10年秋の中央復帰後はダートで快進撃を開始。圧勝した交流G1の帝王賞が最後のレースとなった。通算成績は19戦10勝(うち地方5戦4勝)、重賞4勝(うち地方2勝)。
吉田師はマスコミに「ゴリさん、最後まで生きようと頑張ってくれました。ゴルトブリッツ号には感謝の気持ちでいっぱいです。必ずお別れの日は来ます。感謝の気持ちを忘れず、一日一日、大切に、必死に生きていきます。ゴリさん、今ごろ天国で青草、にんじんをモリモリ、パクパク食べているころだと思います」とメッセージを寄せた。