【札幌2歳S】ラウンド、雪辱へ
「札幌2歳S・G3」(9月1日、札幌)
北の大地で雪辱だ。クラシックにつながる2歳重賞の追い切りが札幌競馬場で行われ、コスモス賞を制したラウンドワールドが29日、ダートを単走で駆け抜けた。感触を確かめた岩田は初戦のリベンジを宣言。一方、トーセンパワフルは芝で併せ馬を行い、順調な仕上がりをアピールした。
白黒はっきりさせてやる。決意を胸に秘めたラウンドワールドと岩田は、25日に続いて札幌ダートに登場した。コスモス賞から中2週と間隔が詰まっていることもあって、単走で派手なアクションはない。しまいだけ脚を伸ばし、息をつくる程度の走りで調整を終えた。
6F83秒4‐38秒3‐12秒0。「ダートは動かんな。滑るし、こんな走りやない」と、鞍上はそう結論づけたが、伸び脚は上々。さらに「きょうは手前を変えてくれた。前走よりもええよ」と成長の跡を示している。
調教を見届けた松田博師もダートの動きは折り込み済み。「使っているから無理してやる必要はない。芝では全然違う走りやからね」。芝で速い時計を出して負担をかけるよりも、出来を維持することに重点を置いた。
「ウオッカやブエナビスタなどに乗せてもらって勉強したけど、この馬はG1馬の背中を持っている」。ダービージョッキーがほれ込むほどの逸材で「今度は松田博厩舎の馬でG1を獲りたい。それだけの器」と来年のクラシックを意識する。
頂点を極めるためには、デビュー戦で敗れたトーセンパワフルは避けて通れない相手。岩田は「もう負けられない。ここは通過点。ブエナだって新馬戦は3着だったやろ」と自らを鼓舞するように言い放つ。きっちりとリベンジを果たし、主役の座を奪う。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
レース最新ニュース
もっとみる【ボート】平和島 岩瀬裕亮が当地初Vを狙う「次節の宮島周年につなげたい」
【ボート】若松SG ボートレースアンバサダーの植木通彦氏がVRで大ハッスル
【ボート】多摩川 松下一也「足は全体にしっかりしている」と手応え上々
【ボート】若松SG 守屋美穂がトークショー「ダービーでのSG復帰を目指します」
【ボート】平和島 黒井達矢は伸びを武器にベスト6入りをにらむ「しっかり合わせたい」
【ボート】G1・津周年が4・4開幕 地元期待の井口佳典ら豪華メンバーが参戦
【ボート】多摩川 倉富大誠「ターン回りはいい」と初日から手応え上々
【ボート】平和島 地元の大沢真菜が3戦2勝、3着1回と健闘中「いい方向に行ったのかな」