【小倉2歳S】エテルネルRレコードV
「小倉2歳S・G3」(2日、小倉)
鮮やかに夏の小倉を締めた。2番人気マイネルエテルネルが、1分7秒9のレースレコードで小倉2歳王者の座をゲット。和田は今年初の重賞Vとなった。鼻差の2着は連闘で挑んだクラウンレガーロ、3着はラヴァーズポイントだった。
南国の風を鮮やかに切り裂いた。2番人気のマイネルエテルネルが、直線を力強いフットワークで走破。先に抜け出したクラウンレガーロを鼻差でとらえて、1分7秒9のレースレコードで小倉2歳王者に輝いた。
和田は「ここでは力が上だと思っていたし、その通りになりましたね」と納得の笑み。2着回数の差で惜しくも小倉リーディングこそ逃したが、今年初の重賞タイトル獲得に「夏の間に勝ちたいと思っていたので」と心地良い汗をぬぐった。
西園師は「力通りの競馬だったね。ジョッキーも自信を持っていた。勝ててホッとしました」と満足げ。デビュー前に英ダービーの1次登録を済ませたほどの逸材。「普段は口向きが悪いけど、競馬ではそれを見せないね。引っ掛かる馬じゃないので距離は大丈夫。今後はオーナーと相談してからになるが、朝日杯FS(12月16日・中山)を目標に。逆算して考えていきたい」と意気込む。
粗削りながらも期待に応えた素質馬が、世代の頂点を目指して突き進む。