【京成杯AH】ロブスト初G獲りへ軽快
「京成杯AH・G3」(9日、中山)
重賞初制覇を狙う3歳馬マイネルロブストは5日、新コンビを組む柴田大を背に、美浦Wで追い切られた。1週前がハードな内容だっただけに、今週は単走で馬なりだったが、5F69秒2‐40秒0‐12秒6の時計で軽快な動きを見せた。
初コンタクトとなった柴田大は「落ち着いていたし、動きも悪くなかった。牧場でしっかり乗り込んできたので、仕上がりはいい」と好感触。見守った高橋裕師も「予定通りだね。春先より体も良くなっている」と成長ぶりをアピールした。
春は不運が続いた。それは天気だ。跳びが大きいために滑る馬場は不得手。重馬場のスプリングS(7着)、稍重馬場の皐月賞(16着)では力を発揮できなかった。良馬場発表だったNHKマイルC(14着)も、レース直前のゲリラ豪雨で走りづらい状態だった。指揮官は「今回は雨が降らないようなので、ホッとしている」と、晴れ予報に安どの表情を浮かべた。
今回は朝日杯FSで2着した中山のマイル戦。「好走している舞台だから」と条件変わりをプラスに捉えている。コンディションのいい馬場で古馬を一蹴し、念願の重賞タイトルを手に入れる。