【セントウルS】サンカルロ“95点弱”

 「セントウルS・G2」(9日、阪神)

 美浦坂路3本目に3Fを強調して追う“大久保洋厩舎流”の攻めパターンで、サンカルロが5日、順調な仕上がりを誇示した。3馬身ほど先行するトウショウレイザー(4歳500万下)を目標に残り1Fで並びかけると、余力十分の手応えで4F54秒2‐36秒7‐12秒0。きっちり先着を決めた。

 「併せ馬の相手が走らなかったこともあって、やや時計は遅くなったな」と大久保洋師は切り出したが、大きな問題はない。「体は少し余裕残し。でも輸送もあるし先(スプリンターズS)を見据えたらちょうどいい感じ。100点満点で言えば“95点弱”ってところかな」とピークに近い仕上げを強調した。

 これまでG1で2着2回、3着1回。頂点を目指すうえで、6歳という年齢を考えるとこの秋が正念場となる。弾みをつけたい前哨戦の舞台は、重賞2勝と得意な阪神。「展開に左右されるが、さばき方次第だな」。自慢の末脚で直線一気に強襲する。

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