【オールカマー】ナイト 納得の動き
「オールカマー・G2」(23日、中山)
躍動感に富む動きで、ナカヤマナイトが20日、好仕上がりを印象づけた。美浦Wで、先行するラッシュザワーク(5歳1000万下)の内へ4角で潜り込んでの直線併せ。鞍上が仕掛けると力強く呼応して先着を果たし、最後は、2頭のさらに前にいたルロワ(5歳1000万下)とほぼ並入する形でゴールを駆け抜けた。
6F83秒5‐39秒9‐12秒6。中間、2度目の追い切り騎乗となった柴田善は「春当時よりも走りのバランスが良くなった」とうなずく。二ノ宮師も「つくべきところに筋肉がつき、しっかりしてきた。予定通り」と満足そうな表情を見せた。
前走の宝塚記念は8着に敗れ、国内戦で初めて掲示板を外したが、G2レベルなら安定感は上位だ。「中山も(4戦4連対と)合うからね」。トレーナーは、父ステイゴールド譲りの成長力でこの秋、着実にステップアップしていく姿を思い描いている。