【凱旋門賞】池江師納得「すごい迫力」
「凱旋門賞・仏G1」(7日、ロンシャン)
さらに力強さを増してきた。最終追い切り前日の2日、オルフェーヴルは月曜と同じくラモルレー調教場の坂路コースを2本のメニューを消化。軽快に駆け上がり、順調な調整ぶりをうかがわせた。池江師は「動きはいいですね。すごい迫力でした。疲れもほとんどなくいい感じですね」と納得の表情を浮かべる。
現地の評価もうなぎのぼりだ。メゾンラフィット競馬場で取材に応じた凱旋門賞3連覇(96~98年)を誇るペリエは5冠馬を「ベリーグッドホース」と絶賛。コリーダ賞(仏G2)でシャレータを下したソルミアへの騎乗を予定するが「1~3着は難しいだろう」と早くも白旗を揚げていた。
昨年の有馬記念でルーラーシップに騎乗(4着)し、オルフェーヴルの強さを間近で体感したメンディザバルも「ビッグチャンピオンだ。有馬記念はイージーに勝っていた。フォワ賞では2着をそんなに離せなかったが、最初のロングトラベル(長距離輸送)で初めてのフランス競馬だったからね。チャンスはあると思う」と快挙達成を予言した。日本最強馬から世界最強馬へ。まずは3日の追い切りに集中する。