【毎日王冠】ジャック前走の再現狙う
「毎日王冠・G2」(7日、東京)
スマイルジャックが3日、ハロー(馬場清掃)の直前、あえて馬場状態の荒れている美浦Wで負荷をかけるという普段通りの攻めパターンでしっかりと駆け抜けた。5Fで1秒先行するセイエイ(4歳障害オープン)を目標に大外を回り、5F67秒6‐39秒1‐12秒9。悠々と2馬身先着を決めた。
「並走相手(の動き)に合わせた内容で予定通り。順調に来ており、けさは息の調整でいい」と小桧山師は満足そうな表情。「年齢的に大きな変化はないが、コンスタントに使えている強みはあるよね」とうなずいた。
世界レコードで決着した前走の京成杯AHは、直線でインからいったん抜け出すシーン。2着に敗れたとはいえ、底力を感じさせる走りだった。「開幕馬場で速い時計、速い上がりを要求されそうなのは前走と一緒だからね」とニヤリ。復活ムードの7歳馬が、1年8カ月ぶりのVを目指して躍動する。