【秋華賞】ジェンティル力強く上昇

 「秋華賞・G1」(14日、京都)

 着実に上昇カーブを描いている。2冠牝馬ジェンティルドンナは4日、栗東坂路で1週前追い。水分を吸って重くなったチップを力強く蹴り上げ、4F52秒6‐38秒3‐12秒9を記録した。「馬場がちょっと重かった分、最後はしんどくなったけど、この全体時計なら仕方がないね。いい感じで負荷をかける調教ができたと思う」と井上助手は納得の表情だった。

 秋の始動戦となったローズSは、番手から問答無用にねじ伏せる競馬を披露。史上4頭目の牝馬3冠へ、視界は限りなく良好と言えるだろう。「馬体がひと回り大きくなって、今は精神的にもどっしりとしている。休み明けを使った上積みもあるし、このまま行ってほしいね」と仕上げ人は意欲的。快挙の瞬間は、刻一刻と迫っている。

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