【毎日王冠】レーヴ鋭く2馬身半差先着
「毎日王冠・G2」(7日、東京)
自慢の脚力を見せつけた。エプソムCを制して重賞ウイナーの仲間入りをしたトーセンレーヴ。4日は栗東CWでバトードール(5歳1600万下)と併せ馬を行い、3馬身追い掛けてスタートすると、馬体を併せた残り1Fで鋭く反応。4カ月ぶりのブランクを感じさせない力強い動きで2馬身半の先着を決め、6F85秒6‐38秒5‐11秒6をマークした。
「毎日王冠・G2」(7日、東京)
2週連続で騎乗したピンナも「動きが良かった。初戦から力を出せる状態にあると思う」と満足げ。昨年の来日の際、初めてオープン勝ちしたのがこの馬だった。「距離は千八がベスト。ただ、相手が強い。G1馬がたくさんいるからね」とメンバーに目を配り、気を引き締めた。
「春と比べても成長している」。そう言って感心する兼武助手は「体にボリュームが出たし、きょうもラストで力むことがなかったように、精神面も良くなっている」と心身の変化を見逃さない。強敵ぞろいの一戦にも「どれだけやれるか楽しみ」と力を込めた。天皇賞・秋をにらむ大事なステップレース。異父姉にブエナビスタを持つ、本格化した良血馬が重賞連勝を狙う。