【秋華賞】成長見守ってきた陰の立役者

 「秋華賞・G1」(14日、京都)

 1歳時から成長を見守ってきた、陰の立役者と言ってもいいだろう。ジェンティルドンナが夏を過ごしたノーザンファームしがらき(滋賀県)の鈴木康介厩舎長(29)は「ヒヤヒヤしました。勝てて良かったです」と端正なマスクを崩した。

 出合ったのは北海道のノーザンファーム空港牧場で勤務していた2年前だった。「とにかくほかの馬と違う。何もかもスケールが大きかった」と振り返る。その後、自身はノーザンファームしがらきに職場を移し、ひと回り大きくなったジェンティルと再会。確かな成長を感じ取ったという。

 オークス制覇後、ジェンティルは同牧場で充電に入ったが「馬体もグッと大きくなったし、精神的にもどっしりとした感じ。とにかく順調な夏が過ごせました。毎週、石坂師も来てくれて話ができたし、ノーザンファーム空港牧場とも連絡を取ってました」とチーム一丸の勝利を強調する。

 「本当に苦労されたのは毎日携わっている方たちでしょう。ボクは本当に運がいいです」。愛称は“マッスル”。これからもたくましい腕で3冠牝馬を支え続ける。

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