ジェンティルノビノビ 秋華賞一夜明け
秋華賞で史上4頭目となる牝馬3冠を達成したジェンティルドンナは15日、栗東トレセンの自厩舎で元気な姿を見せた。日曜の午後6時半ごろに帰厩。馬房や洗い場でのリラックスした姿に、担当の日迫助手も「レース後は意外と息の入りも良かったですね。(カイバも)普通に食べていますよ」と穏やかに語った。
レースはモニターで観戦したという。「画面が小さくて全体像が分からなくて…。一瞬、逃げ切られたと思った。とにかく今はホッとしたとしか言いようがない。勝つのが当たり前と言われていたから」と7センチ差での勝利に胸をなで下ろした。
馬体重は2キロ増で、自己最高タイの474キロだった。「3、4コーナーでもたついているのを見て、少し(馬体が)立派過ぎたかなとも思ったけど、最後も33秒1で上がっているしね。本当に馬を褒めてやりたい」と目を細める。次走はエリザベス女王杯(11月11日・京都)か、ジャパンCの見通し。3冠牝馬は古馬との初対決、次なる戦いを見据えて調整される。