【いちょうS】ノブレス飛躍に手応え

 「いちょうS」(20日、東京)

 今年から距離が1F延長され、1800メートル戦に生まれ変わったいちょうS。来年のクラシックを見据える東西の素質馬が顔をそろえた。夏の新潟で新馬戦を快勝した池江厩舎のディープインパクト産駒サトノノブレスもスタンバイ。期待の良血馬が、府中で連勝を狙う。

 一段とスケールアップした。8月18日の新潟5Rでデビュー戦Vを決めたサトノノブレス。追い切りで動きの良さを確認した池江師が、オルフェーヴルとともに渡仏する前に、生で見たいと予定を1週前倒したが、見事、陣営の期待に応えた。

 レースではスッと2番手につけると、直線に向いて余裕を持って抜け出す。フワフワする面をのぞかせたが、後続が来るとさらにもうひと伸びした。3、5着馬ものちに勝ち上がるなど、レベルの高い一戦。師も「まだ遊んで走っていた。本気を出したらすごいと思いますよ」と今後の活躍を信じている。

 9月30日に放牧先の滋賀県のノーザンファームしがらきから帰厩。順調に調整を重ねている。5日の栗東CWの追い切りでは天皇賞・秋に出走予定のトゥザグローリー(5歳オープン)を3馬身半追いかけ、ラスト1F11秒5の鋭い末脚で1馬身先着。「トゥザがまだまだというのもありましたけどね。1回使って良くなっていますよ」と指揮官の手応えは十分だ。11日の1週前ではパルラメンターレ(5歳1600万下)に半馬身遅れたが、馬なりで3馬身半追走したもの。余力を残しながらも、ラストの伸びは確かだった。

 僚馬で同じ馬主の所有馬サトノネネが13日の京都5Rの新馬戦を勝利。その勢いにも乗り、来年のクラシックへ向けて、ここも通過点にする。

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