【菊花賞】アクレイム良血開花だ
「菊花賞・G1」(21日、京都)
父がディープインパクト、母は01年オークスを制したレディパステル。“クラシック配合”の血統馬ロードアクレイムが17日、栗東坂路を軽快に駆け上がった。ネオヴァンドーム(5歳オープン)を2馬身ほど前に見ながらスタート。最後までしっかりと追われて、4F53秒1‐39秒2‐12秒8の数字で半馬身先着した。
「変わらずいい動き。神戸新聞杯(2着)はやや太め感があった。使われて良くなるだろうと思っていたから」とは感触を確かめた福永。初コンビの前走で操縦性の高さを実感した。「長距離を走るのに重要な乗りやすさがある。G1で好走してもおかしくない」と大舞台でも見劣りしない素質を見いだしている。
前走時はコースで追われてきたが、この中間は坂路で調教。藤原英師は「もう攻める必要はないから。深い意味はない。賭けだよ」と多くを語らなかったが、勝負への手応えは十分な様子だ。「成長、体力不足でダービーには出られなかった。やっと素質馬をここまで持ってくることができた。トップを脅かす競馬をしてくれるはず」。ラスト1冠に思いをぶつける。