【スワンS】アクティブ充実一途

 「スワンS・G2」(27日、京都)

 馬がうなっている。前走の京成杯AHを、芝1600メートル=1分30秒7の世界レコードで快勝したレオアクティブが24日、その反動どころか、さらなる進化を感じさせる攻め気配を誇示した。美浦Pで半弟レオハイタッチ(2歳500万下)を追走しての併せ馬。外を回って、馬なりのままで容赦なく3馬身切り捨てた。

 5F62秒1‐36秒6‐12秒3の猛時計に、手綱を取った杉浦師は「絶好調」とうなずく。「ビューンと行きそうな感じ。余裕もあったものね。体調はいい」と、口を突いて出るのは賛辞だけだ。

 目下2連勝中。夏を越して落ち着きが出たことで操縦性がアップ。自慢の切れ味には磨きがかかっている。折り合いを考えると1400メートルはベスト。「G1へ向けて、距離的にここは取りこぼしたくないな」。次戦に見据えるマイルCS(11月18日・京都)へ、淀の舞台でも鮮やかに突き抜ける。

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