【天皇賞】フェノー3歳Vへ軽快
「天皇賞(秋)・G1」(28日、東京)
02年のシンボリクリスエス以来となる3歳での天皇賞・秋制覇を狙うフェノーメノが24日、美浦Wで軽快な動きを見せた。ナドレ(6歳障害オープン)との併せ馬。5Fで1秒追走したにもかかわらず、6F81秒7‐38秒2‐12秒7の時計で3馬身の先着を果たした。
戸田師は「時計は予定より速かったが、無理をしたものではない。外を回っていい動き。いい状態で使える」と出来の良さに太鼓判を押す。春との比較では「同じような雰囲気で速い時計が出るようになった。力をつけている」と、ここにきての成長ぶりを強調した。
今が旬のステイゴールド産駒。昨年の3冠馬オルフェーヴルや、今年の皐月賞と菊花賞を制したゴールドシップなど、ビッグタイトルに強いイメージがある。「利口で物おじしない。安心できる」と指揮官。肝の据わった性格は大舞台向きと言える。春はダービーで鼻差の2着と悔しさを味わった。秋初戦のセントライト記念快勝後、〈3100〉のコース相性を重視して、あえて古馬との戦いを選択した。ひと回り大きく成長した姿を歴戦の猛者を相手にアピールしてみせる。