【みやこS】レジェンド連勝モード突入
「みやこS・G3」(11月4日、京都)
今週はG1レースがひと休み。日曜の京都で行われる同レースは、ジャパンCダート(12月2日・阪神)への重要なステップレースとなる。
メキメキと力をつけてきた。ローマンレジェンドは昨年12月の1000万下特別から、連勝モードに突入。クラスの壁も全く感じさせず、エルムSでは、ダートG17勝のエスポワールシチーに競り勝ち、5連勝で重賞初制覇を成し遂げた。牧助手は「斤量差もありましたからね」と控えめに話す。59キロのエスポに対して56キロと軽かったが、超一流馬に勝利したのは紛れもない事実だ。
前走は初の北海道遠征で、函館競馬場から札幌競馬場への輸送も経験。小回りコースへの対応も鍵だったが、そんな心配は杞憂(きゆう)に終わった。「ひとつずつ課題をクリアしています。去年に比べてパワーアップしているし、岩田さんも、レースでいろいろと馬に教えてくれていますからね」と成長を感じ取る。
デビュー3戦目でダートに転向すると、以降は8戦7勝2着1回。その素質が一気に開花した。姉のミラクルレジェンドも、交流重賞2勝を含むダート戦10勝と活躍中。血統的な裏付けも十分だ。
この中間は激戦の疲れを取るため放牧へ。「牧場の方でもうまくケアをしてくれたし、体調は良くなっている。ダート界を盛り上げるためにも、ポンポンと行きたいですね」と牧助手は期待を寄せる。充電は完了した。砂の超新星は、さらなる進化を続ける。