【ア共和国杯】ブラック不安を一蹴

 「アルゼンチン共和国杯・G2」(4日、東京)

 仕切り直しだ。秋初戦へ向けて、春の天皇賞馬ビートブラックが31日、栗東坂路で4F52秒8‐38秒7‐12秒7の好時計をマーク。単走でハツラツとした動きを披露し、右前挫石で京都大賞典を取り消した不安を一蹴した。馬場の真ん中を堂々と駆け抜けてゴールへ。「しまい重点で動きは悪くなかった。京都大賞典のときも仕上がっていたけど、相変わらずいい状態ですね」。無事に最終追い切りを終えて、中村師は安どの表情を浮かべた。

 右前肢の挫石は実力の証しとも言える。後肢の踏み込みが深いため、前肢の爪にぶつかってしまうことが原因。対策として、中間は爪を保護する蹄鉄を装着。「鉄橋蹄鉄と言うんだけどね。蹄叉(ていさ)を痛めないように、蹄鉄の間を橋のように棒が架かっているんだ」。レースでも装着を予定する。

 休み明けのうえに、トップハンデの59キロ。「簡単ではない」とトレーナーは険しい表情を見せたが「天皇賞馬として、恥ずかしくない競馬をしたい」と好戦へ自信も。課題は多いが、常識を覆したG1馬ならクリアしても驚けない。

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