【JBCS】タイセイ圧巻レコード
「JBCスプリント・交流G1」(5日、川崎)
パーフェクトな逃げ切り勝ちで、タイセイレジェンドが初のG1タイトルをつかみ取った。「あんないいスタートを切れるとは」と内田博が振り返ったロケットダッシュでハナを奪うと、よどみのないマイペースに持ち込んだ。
余力十分に後続を引きつけてから直線に入ると、そこからまたグイッとひと伸び。メンバー最速の上がり3F38秒6でまとめて、セイクリムズン以下に3馬身差をつけてフィニッシュ。レコードタイムでの圧勝劇に「本当に強かった。これからが楽しみ」とJBC初制覇の内田博も笑顔が絶えなかった。
5歳になっての素質開花に矢作師も満足そう。「じっくり成長を待ったけど、よくここまで力を付けてくれた。南関東のG1を勝ててうれしい」と感無量。今後はノーザンファームしがらきにリフレッシュ放牧に出され、年内は休養する予定。年明けは根岸S(1月27日・東京)からフェブラリーS(2月17日・同)に向かうプランだ。
手前の関係で左回りならかなりの力を発揮する。充実期に入った今なら、さらにビッグタイトルを手にしていきそうだ。