【エ女王杯】太宰、黄金タッグで戴冠だ
「エリザベス女王杯・G1」(11日、京都)
頼もしいパートナーとともに悲願のタイトル奪取を狙う。フミノイマージンとコンビを組む太宰は、過去G1に15度挑戦(うち13戦が2桁人気馬)したが、01年菊花賞の2着(マイネルデスポット)が最高着順。G1初制覇のビッグチャンスを前に「力は上だと思うので、スムーズな競馬さえできれば」と自然と気合も入る。
昨年は4月の福島牝馬Sで人馬ともに重賞初V。同馬とのコンビでマーメイドS、愛知杯と重賞3勝を積み上げた。「この馬にはいろいろなことを学ばせてもらったし、経験もさせてもらった。自信をつけさせてくれましたからね」と感謝の思いは強い。
今春は結果が出ず、ヴィクトリアマイル、クイーンSではコンビ解消となったが、「レースは見ていましたよ」と常に気にかけてきた。札幌記念で再びチャンスをつかむと、ヒルノダムール、ダークシャドウなどの並み居る強豪牡馬相手に初のG2制覇を達成。狙うはG1タイトルだけだ。
「少しずつ力をつけてここまで来ました。この馬のことは一番分かっているつもりですし、しっかり持ち味を引き出したいですね」。その末脚の爆発力を信じ、人馬ともに初の栄冠をつかむ。