【エ女王杯】G1馬キャプチャ変身だ

 「エリザベス女王杯・G1」(11日、京都)

 G1馬を侮るな。実力馬2頭が復活を虎視たんたんと狙っている。今春のヴィクトリアMを制したホエールキャプチャ。秋の始動戦となった府中牝馬Sでは11着に敗れたが、叩いてからの上昇は顕著。陣営は巻き返しに意欲的だ。近走大不振に陥っている昨年のオークス馬エリンコートは、中間の調整をひと工夫。大幅な変わり身があっても驚けない。

 今年のメンバーでG1馬はわずかに2頭。実績なら最右翼と言えるホエールキャプチャが、大舞台へ向けて上昇カーブを描いてきたとなれば無視はできない。始動戦の府中牝馬Sは11着。ただ“体調面”という明確な敗因が存在しているだけに、陣営に悲観の色は見られない。長谷川厩務員も「夏場に暑さでやられてしまって。春の状態にはなかった」と振り返る。

 あくまでも目標は本番。2日に美浦から栗東入り、火曜朝は坂路を1本。「こっちに来て最初はカイバが落ちたけど、今は大丈夫。人がいても平気で食べているでしょう」。報道陣を目の前にしても、堂々とカイバおけに顔を突っ込む。落ち着き払った姿に、仕上がりの良さが伝わってくる。

 3歳で挑んだ昨年は4着。1~3着は世界的名牝スノーフェアリー、秋華賞覇者アヴェンチュラ、3冠牝馬アパパネ。相手関係は今年の方がに映る。「ジョッキーは“マイルの馬じゃない”と言っているから距離は問題ない。前走は最後に止まったけど、それでも0秒6差。今の出来ならあそこから伸びるはず」と期待十分。春も中山牝馬S5着→ヴィクトリアM1着と変わり身を見せた。今回も本番できっちりと結果を出す。

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