【マイルCS】目覚めるかインパクト
「マイルCS・G1」(18日、京都)
侮れない存在になるだろう。昨年の安田記念を3歳で制したリアルインパクトが、秋のマイル王決定戦で復活を狙う。今回のメンバーに入れば、実績では上位の存在。チャンピオンになれる資格は十分にある。
それ以来、勝ち星から遠ざかっている。その現状に橋本助手は「2歳のころは手がつけられないところもあったが、古馬になってから落ち着き過ぎている」と分析する。前走の毎日王冠で4着に好走するなど、安定した走りを見せる半面、通算でまだ2勝しかしていないように、勝ち切れないところがある。それを改善するため、この中間は調教を工夫して、精神面での変化を求めた。「体調はいいので」と変わり身を期待する。
安田記念の優勝馬はマイルCSで15戦5勝2着4回。勝率33・3%、連対率60%と高いポイントを誇る。しかも鞍上は、先週の武蔵野Sを同厩舎のイジゲンで制したムーア。勢いに乗る英国の名手が、眠れる獅子の目を覚ますか。