【浦和記念】4番人気ハイウェイ完勝
「浦和記念・交流G2」(21日、浦和)
器用さとスタミナが問われる一戦を制したのは、4番人気の7歳馬ピイラニハイウェイ。2番手から直線で抜け出し、2分7秒5で優勝した。逃げたエーシンモアオバーが粘って1馬身遅れの2着。1番人気のランフォルセは好位を進んだが、コンマ2秒差の3着に敗れた。
ピイラニハイウェイのパワーがさく裂した。スローの流れで2番手のインを確保。向正面からのペースアップにも難なく対処し、逃げるエーシンモアオバーを直線で捕らえると、1馬身抜け出しての完勝劇だ。
鞍上の岩田は先頭でゴールに入った瞬間、雄たけびを上げて上機嫌。「乗りやすい馬ですし、好位のインでじっくり脚をためることができた。周りに脚を使わせる展開は思い描いた通り」としてやったりの表情だ。
7歳にして2つ目のタイトル制覇に、吉田直師のほおが緩む。「長く脚を使えるし、馬が丈夫」と話し、「まだ伸びしろがあるのかな。調教をガンとやって成績につながった。中年の星として光り輝いてほしい」と期待を寄せていた。今後は名古屋グランプリ(12月24日・名古屋)と東京大賞典(12月29日・大井)の両にらみで調整される。