【JC】ジェンティルさすがの動き

 「ジャパンC・G1」(25日、東京)

 追い切りラッシュの馬群の中でも、女王の軽やかなステップはひと目で分かる。ジェンティルドンナは21日、前夜の雨を含んだ栗東坂路の重たい馬場をものともせず、軽く仕掛けた程度で、ラスト2Fを12秒8‐12秒8でまとめ、全体時計は4F53秒0。さすがの動きを見せつけた。

 成長度を根拠に、好状態をアピールしたのは石坂師だ。「春までと違って、すぐに回復する。重い馬場だったが、きょうもしっかり上がってきた」と胸を張った。一方、岩田は前走内容を振り返りながら、牝馬3冠達成後の疲れがないことを強調した。「直線だけの競馬で、脚を使ったのはラスト2Fだけ。記念写真のときには息が整っていた」。14日の1週前追いで好感触をつかんでおり、その表情は明るい。

 両者ともに“挑戦者”を強調したが、トレーナーが「53キロはすごく有利ではないでしょうか」と言えば、主戦は「4キロ差を考えると、オルフェーヴルに勝てる最大のチャンス」と、ともに野心を隠さない。進化を続ける3冠牝馬が、3歳牝馬初Vの偉業へ突き進む。

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