【JC】ルーラー疾風!万全の仕上げ
「ジャパンC・G1」(25日、東京)
万全の仕上げだ。ルーラーシップは21日、栗東CWでエピファネイア(2歳500万下)、ハーキュリーズ(4歳1000万下)と3頭併せ。縦列の形から直線に向くと、2頭の間から馬体を合わせてゴール板へ。馬なりで6F85秒1‐38秒7‐11秒9をマークした。「1週前にやっているし、きょうは雨で馬場が重かったので、2歳馬の動きに合わせてオーバーワークにならないよう。これまでと比べてもトップクラスの状態」と角居師は納得の表情を見せた。
秋初戦の天皇賞が3着。スタートで遅れたが、勝ち馬と同じメンバー最速タイの上がり(3F33秒1)を使い、強烈なインパクトを与えた。「もともと(スタートで)遅れる癖があるけど、休み明けで余計に気負ったのかな」と分析。18キロ増で、デビュー以来最高の馬体重だったことには「太めで余裕はあったけど、あれ以上は攻められない。今度はマイナス体重で出られると思う」と、シェイプアップできたことを強調した。
何としても宝塚記念の借りを返したい。「勝ち負けに近いところまできている。世界のいいメンバーを相手に、いいパフォーマンスを」。日本の誇る良血馬が、待望の国内G1をつかむ。