【JC】凱旋門賞馬ソレミア不気味

 「ジャパンC・G1」(25日、東京)

 “泣き”の姿勢が逆に不気味だ。凱旋門賞では戦前に「オルフェーヴルが一番強い」と口にしたソレミアの主戦・ペリエ。「今回は長距離輸送。ウチの馬は疲れもあるだろう。オルフェは日本の環境に慣れている。それに彼は素晴らしい競走馬。難しい戦いだよ」。共同記者会見でも、不敵な笑みを浮かべながらライバルを持ち上げた。

 言葉はネガティブだが、内心は間違いなく燃えている。仏馬のVは87年ルグロリューが最後。「日本馬はフランスでいい成績を残している。われわれの馬も日本で勝てることも示さないといけない」と国の威信を懸けて臨む構えだ。枠番は7枠14番。「乗り方はレースをしながら考える」。外国人最多のJRA通算379勝、G1・12勝の世界的な名手は作戦を明かすこともなく、勝負モードを漂わせた。

 22日朝のソレミアは東京ダートをダクで2周。「十分に準備をできているかはまだ分からない」とラフォンパリアス師はのらりくらりだが、追い切り翌日も元気な姿を見せた。今回が引退レースになることも、正式に発表。有終の美へ、凱旋門賞馬は静かに牙を研いでいる。

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