【JC】また出遅れ…ルーラー悔し3着
「ジャパンC・G1」(25日、東京)
国内G1初Vは今回もかなわなかった。2番人気のルーラーシップは前走の天皇賞・秋(3着)に続き発馬で出遅れて、約2馬身のロス。後方馬群での待機策を余儀なくされ、メンバー最速の上がり3F32秒7の末脚を駆使しながらも3着確保が精いっぱいだった。
「枠内で座り込んでしまった。それが全て。直線で外へ出すタイミングも良かった。ゲートさえ五分に出ていれば」とウィリアムズは唇をかむ。母エアグルーヴ(97、98年JCでともに2着)の無念も晴らすべく仕上がりは申し分なかったが、スキを見せてはなかなか勝てないのがG1だ。
角居師はレース後、すぐに有馬記念への参戦を表明。「練習では大丈夫なんだけどね。ゲートだけ。次は工夫をしなければ」と前を見据える。鞍上も「ゲートさえまともなら、有馬では逆転できる」と力を込めた。叩き3戦目、年末のグランプリで超良血馬の真価が問われる。