スノーフェアリー禁止薬物で勝利剥奪
10、11年のエリザベス女王杯を圧倒的な強さで制したスノーフェアリー(牝5歳、英国)が、今夏のジョンロマネ賞・仏G1の勝利を剥奪され、失格処分になる裁定が下ったと、現地時間29日にレーシングポストなど、複数の欧州メディアが報じた。
同レース後の薬物検査で陽性反応が出たためで、直前で出走を取り消した昨年末の香港遠征時に発症した、脚部不安の治療時に投与された抗炎症剤の成分が体内に残っていたことが原因とみられている。すでにダンロップ師をはじめ、関係者は事実を認め、謝罪のコメントも発表されている。
同馬は復帰初戦のジョンロマネ賞後に向かった愛チャンピオンS・愛G1を制覇。勢いに乗って参戦する予定だった凱旋門賞・仏G1を脚部不安で直前に回避し、現在は休養入りしている。