フリオーソ引退へ…12・29ラストラン

 地方の雄、こん身のラスト1走へ。地方競馬で4年連続の年度代表馬に輝いているフリオーソ(牡8歳・船橋・川島行)が、東京大賞典(29日・大井)を最後に引退することを4日、川島行師が発表した。

 度重なる屈腱炎により7歳以降は出走回数が減り、今年に入ってから引退を検討していた。「足元が悪かったけど、チャンスで狙った時によく走ってくれた」と川島行師。

 06年に全日本2歳優駿を優勝したのを皮切りに、G1・6勝を含む重賞9勝。通算は38戦11勝(4日現在)。総獲得賞金は8億4544万6000円で地方所属馬としては歴代獲得賞金の1位に就いている。引退後には北海道日高のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬入りもすることも決定。「あれだけの馬が出たのだから、子どもの走る姿も見たい」と師は顔をほころばした。

 長らく主戦を務めた戸崎圭は「僕をここまで成長させてくれた特別な馬。残念だけど、残り1戦は最大のパフォーマンスを見せたい」と健闘を誓った。引退式は13年1月7日に船橋競馬場で。また、東京大賞典のレース後にも引退のセレモニーが行われる。

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