【阪神JF】ベイビー金字塔へ視界良好

 「阪神ジュベナイルF・G1」(9日、阪神)

 直線では“待っていました”とばかりにはじけた。ディアマイベイビーは6日、栗東CWを単走でラスト重点。5F70秒4‐38秒3‐11秒5の時計に、騎乗した野元(レースは川田)は「折り合いがついて、しっかり伸びた。普段は引っ掛かるんですが」と納得の表情を見せる。半兄は07年朝日杯FSを制したゴスホークケン。兄妹による2歳G1制覇へ、視界は良好だ。

 08年ブエナビスタ、10年レーヴディソール、11年ジョワドヴィーヴル。2歳女王を決める舞台で3勝をマークする松田博師は「以前より落ち着きが出た」と成長度合いに目を細める。今回は史上初の異なる馬での同一G13連覇、6年連続JRA・G1勝利もかかる。「早い段階からここと決めていたからな」。快速娘が金字塔を打ち建てる。

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